こんにちは、たつです。
僕は2度の転職を経験していますが、1度目の転職の時に初めて「給料って簡単に上がらないな・・・。」と思いました。
心底、自分の頑張りが足りないからだ!もっと頑張れるぞ!と思っていたのでさほど疑問には感じていなかったのですが・・・。
それでも給与明細を見ると
「こんだけ残業してるのに金額で見ればたいした額じゃないな・・・。」と呟いたり。
ふと、
「どこまで給料が上がりにくいままなんだろう」
「10年後もたいして上がっていないんじゃ?」
こんな風に思うようになりました。
給料は簡単には上がらないとなんとな〜く分かっていても、「給料が上がらない明確な理由」は経営者にでも聞かないとほんとのところは分かりません。
今の世の中の流れを理解して、自分で納得する答えを見つけるための一つの意見になれば幸いです。
給料が上がらないことに不安を覚えるように・・・
僕は一番最初の会社に3年務めました。ホテルの中華レストランで下っ端として修行してた頃ですね。
一人暮らしでこれといって浪費するわけでもないので給料には十分満足していました。残業代も入るしね。
でもちょうど3年で「派遣切り」にあって転職しています。次の会社に入って2年くらい経過した時に「給料上がらないな・・・。」とぼんやり思うように。
転職先はまだ駆け出しの中小企業の一つで、これから伸びていく系の会社でした。若い社長、若い管理職が揃っていたので熱意はめちゃくちゃ伝わってくるんです。
頑張っただけボーナスも給料も上げるよと言ってくれていましたが、プラスになるのは残業代だけ。「基本給」は10万以下、その下に謎設定の「特別手当」として基本給と同じ金額が書かれていました。
これについて先輩に聞くと、「ああ、退職金を安くするためだよ」と一言。
基本給で退職金が決まる規則があったので、基本給を抑えることで、結果として退職金が半額になるというなんとも「?」な制度。
よくみると家族手当とか住宅手当とか書いておいて徹底的に「基本給」を下げる仕組みじゃんこれ・・・。と気づいたのが2年くらい働いてから。
ここらへんから、「大丈夫か?この会社・・・。」と思うように。
その後も先輩に引っ張られる形で違う会社にもう一度転職しています。
同じ業種で何回か転職すると感覚で分かってきます。「給料ほとんどあがらんのじゃ!」という現実。
給料は変わらなくても3つの会社で大きく違っていたのが「ボーナス」です。
派遣時のボーナスはなし、2社目は頑張り次第で2ヶ月分、3社目は1ヶ月分。
僕の中ではこんな会社の構図が出来上がっていました。
以下は僕が思っていたことです。
A大企業、ボーナスあり→最高
B大企業、ボーナスなし→福利厚生はわりとしっかりしている、給料の上昇率はさほどわるくない
C中小零細、ボーナスあり→将来は明るい可能性アリ、頑張ればその分認めてもらえることも
D中小零細、ボーナスなし→今の経営状況さえ心配。ほんとにダイジョブなのか?将来に明るい光が見えない。転職もアリ
実際に僕が働いた3社目は「大企業・ボーナスあり」だったんですが、いざ働いてみると「基本給」が低く上昇率も少なめだったので位置づけとしては「C」くらい。体感です。
これで何が分かったかと言うと、給料もボーナスも「利益」が大きければそれなりで「利益」が少なければ上がらないってこと。
だから大企業だから、とかっていうのは関係ないんですよね。会社だから「利益」に応じて給料・ボーナスが決まる。当然のことです。
給料が安い不安は、結婚して子供を産んでからもっと身近なものになります。
でも冷静に考えて僕一人が死ぬほど頑張ったとして、会社としての利益をどれだけ増やせるのか?という疑問。
会社だから社員一丸となって業務に取り組むべきなんですが、周囲をみてそれが出来るようにも思えませんでした。
なにより僕の先輩の給料事情を聞くと未来が見えてくるので、さらに不安になるという悪循環。
10年後も給料が上がらない残酷な理由がこれ
そもそも給料が上がらないのにはちゃんとした理由があります。
一言で言えば社員は駒の一つに過ぎません。
売れる仕組みを作るのが、会社という組織の役割だからです。
営業部・企画部・製造部・人事部、総務部、財務部、販売部などに分かれてそれぞれがやるべき仕事をこなすから、会社全体が回って売上が増えたり利益が増えたりする。
ときには売上が下がったり、利益が下がったりもしますね。
ほとんどすべての会社はこの構図に当てはまるはずです。そして役職を設けてそれぞれの部署を統括する人も出てきますよね。
残酷ですが、社員はこの売れる仕組みの中の一人に過ぎません。
つまり社員は代替可能。代替可能であれば給料を上げる必要なし、代わりはいくらでもいるという考え。
でもここで一つだけ違う点が・・・。
売れる仕組みを回す役目の存在です。
売れる仕組みを回す人はとても重要な役割、仕組みが上手く回らなければ会社の危機になりますからね。
その重要な役目を担うのが社長以下の重役や本部長クラスの役職の人たちです。
だいたいこの役職クラスだと40代後半から50代後半が占めています。会社員の中で一番給料が高く設定されているのも40代後半〜50代後半。
参考元:https://doda.jp/guide/heikin/age/
給料が高い理由は「重要な役を担っていて、辞めてもらっては困るから」です。
それは役職が上がるほど売れる仕組みから外せなくなるということ。
会社を辞めると言った時に上司から
「ちょっと残業代増やすから」
「給料を上げてもらえるか交渉してみる」
「気に入らないところがあったら何でも言って」
などと言われたことはありませんか?
言ってみればこういう発言は、全て振るいにかけているだけだと思うんです。会社はそもそも仕組みを回せる人だけは絶対に育てなければいけません。
それは社長から伝わり、本部長に伝わり、上司まで伝わるというある種の「仕組み化」された問題点。言い方は悪いですが、上手におだてて給料が安い年代を乗り越えられる人を探してるといったところ。
ここからが問題です。
・・・
給料が十分高く設定されるのは、データを見てみても50代になってからが多い。
しかし「給料が安い・・・」と悩んでいるのは20代、30代の家族を持ち始めた男性に一番多いんではないでしょうか。
日本では古くから「年功序列」で役職が上がる仕組みが作られていました。これを悪く言っているのではありません。売れる仕組みを回すまでに時間がかかるのがそもそもの問題だと思うんです。
しかも本部長や重役になれるのは50代といってもほんの一握りの人たちだけです。
だから実際に僕たちは「残業」でわずかに給料を割り増すという行為に出ている人が多い。
それ以外に給料を上げるには「売れる仕組みを回す」側に行くしか無いのですから。
会社員になった限りはこの法則から逃げることは出来ません。
でもこれを知ると解決方法も見えてくるはずです。
転職したら解決される?
給料が上がらない理由と会社の仕組みが分かると、転職しても解決されない根本的な問題であることがわかります。
50代まで待って確実に重役に就けるのなら話は別です。そして最初から高いスキルや利益の上がる業界、会社に入っていればそのまま会社員でいるのが一番でしょう。
ですがそうじゃない方もたくさんいます。
もっと上、もっと給料を稼ぎたい、に共通するのは「売れる仕組みを回す」人になることです。
それは自分で会社を興して社長になったりして「自分で売れる仕組みを構築する」という働き方。
今はネットが普及しているので、個人で「売れる仕組み」を一から構築できる時代になりました。
具体的に言うと「起業家」「ネット副業」など一人でも出来る仕事のことです。
たとえばプロブロガーやYouTuberは分かりやすい例だと思います。
HIKAKINやはじめしゃちょー、イケハヤさんは一人で仕事をして一人で稼いでいる。明らかに売れる仕組みを作って回している側の人間です。
でもそれって誰にでも出来ることじゃないよね?
いち早く気づいて先行者利益を得ている人たちだから稼げるんでしょ!
と思われるかもしれませんが、先行者利益はたしかに存在します。
もし「売れる仕組みを構築する側に回る」というところが納得出来なければ、そのまま会社員を続けたり転職したりといった方法がいいでしょう。
逆に納得してもらったのならば、まず「行動してみる」という選択肢はどうでしょうか?
一人で副業してみる、ダメでもともと、仕組み構築の勉強ができるかも?くらいの軽い気持ちで始めても、明日から暮らしていけなくなった!というところまで失敗することはないはずです。
僕はそう思ったので一日中仕事をした後で時間を作って副業を始めてみました。やっぱり給料が安いし、10年後もそこまで高くなっていないだろうと感じていたから。
何もしないで愚痴を言うだけだと不安は消えません。周囲にも株やFXをしている人はいますよね?ちょっとやってみて数万円でも稼げたほうがよっぽど不安解消になります。
まとめ
「売れる仕組みを作る」ため勉強や副業を始めてみて一番思うのは新しいことを学ぶのが楽しい!
会社員時代も真面目に仕事をこなしていましたが、就業時間が早く終わらないかなという悶々とした気持ちで続けていました。
これから人生で一番長い時間を仕事に費やすと考えた時、楽しく前向きにこなしていきたいですよね。
そのためにも給料が高いってのは最低条件です。自分で売れる仕組みを作って回すことは大変ですが、時間があれば構築出来ると思っています。
そこらへんの話はこちらで詳しくまとめています。
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