こんにちは、たつです。
週休二日制で土日を連休にしている人が多い中、「シフト制」という働き方もあります。
シフト制の場合多くはその名の通りシフトで働くことになるので、土日休みが関係なくなることもあります。
次の仕事を探す際には、固定休でもシフト制でもよければかなり間口が広がりますよね。ですが今まで土日祝休みだった人にとってみれば、シフト制のお仕事に変わった際には、かなり生活サイクルが変わるものと思われます。
それは一つに「希望休」というものを申請するようになるから、というのが大きい所。
今回は、実際にシフト制の働き方を経験したことがない方に参考になるように
シフト制でがっつり10年以上働いていたことがある僕の経験から
- そもそも希望休ってどういうこと?
- シフト制の正社員の希望休の実態
ここらへんをまとめてみたいと思います。
シフト制とは?
そもそも「シフト制」ってどういう働き方なのか?
シフト制のお仕事はいろんな業種でたくさんあると思いますが、ざっくりと説明すればこういうことでしょう。
ある会社には「仕事1」「仕事2」「仕事3」がありました。
こなさなければいけない仕事1〜3を曜日ごとに担当者を変えて、毎日こなせるように動くのがシフト制です。
Aさんは、月曜日に「仕事1」を火曜日に「仕事2」を水曜日に「仕事3」をこなします。
Dさんは、木曜日に「仕事1」を金曜日に「仕事2」を土曜日に「仕事3」をこなします。
このような感じで毎日仕事1〜3をこなすために複数人で協力しながら仕事を割り振っていく働き方がシフト制の働き方です。
ここにさらに時間での区切りも入ってきます。
24時間体勢のコンビニは分かりやすい例ですよね。24時間ずっと1人でコンビニの仕事をするわけにはいかないので、同じ仕事内容を時間を区切って複数人で回していく働き方と言うことが出来ます。
希望休とは?有給との違いはあるの?
日本では固定休で働く人が多い中で、シフト制で働いている人は
- 土日固定休
- 祝日は絶対休み
こういう考え方自体がありません。
希望休とは?
希望休という言葉は「シフト制」で働く人達が、自分の希望する休みを要求する時に使う言葉になります。
ですので「普通の人が土日休みを取る感覚」で「シフト制の人が土日休みを取る」場合は「希望休」を申請しないといけません。
シフト制の職場には毎月のシフト作成者が存在しています。仕事をまわすために今月はこのような人員配置で行こうと考え、一枚の紙やデータにまとめるわけですね。
本来は仕事をこなすために、シフト作成者が全員の休みを調整しながら毎月のシフトを作成します。これがあるからこそ休みが平日や休日関係なくバラバラになってしまうのです。
有給との違いは?
希望休と有給の違いは固定休で働いている人と同じです。
どういうことかというと
土日祝固定休で働いているサラリーマンが有給を取るとします。平日に取りますよね?(土日休みなので当然ですが)
つまり、サラリーマンが一回有給を取れば土日祝休み+有給1日↓
シフト制の労働者が一回有給を取れば「希望休み+シフトでの休み+有給1日」↓
?にはいるのは「自分ではなくシフト作成者によって決められたその月の休暇日」になります。
この図で働き方や有給と希望休の違いをイメージ出来ましたでしょうか。
会社によって「何回希望休を入れてよいのか」は違ってくると思います。だいたい3回以下でしょう。5回も希望できたら人員不足の職場は回らなくなってしまいますからね。
シフト制の正社員は希望休がとれない?
シフト制の働き方の中でも大きく違ってくるのは、
パート社員と正社員で希望休の取り方が全く違う
ということです。
パート社員はその名の通り、時間帯や曜日を決めて働く人のことなのでシフト制の職場でも
- この曜日が固定で休み
- 月ごとの予定で希望休の回数が上下
- 時間帯も固定
- いつ辞めるかわからない
こういうことが多々あります。
ってことはですよ?
シフト制の正社員は、パート社員も含めた全体のシフトの穴埋めも考えながら働くことが多い
のです。これは実際の職場でのリアルな声だと思います。
ですので、シフト制の正社員がいる職場では、希望休が非常に取りにくい職場の雰囲気が出来上がっているパターンが多いのです。
1日や2日くらいなら大丈夫ですが、夏休みだから!とか正月だから!といって3日〜1週間くらい休むといったことはまず出来ません。
(※その会社によります。ですが長期休暇はかなり取りにくいのが現状です。)
休暇を取ることは物理的には出来ますが、あなたの長期休暇の為に他の正社員がそのしわ寄せをくらうと分かっていたら、あなたは堂々と長期休暇+有給休暇を取れますか?
普通なら取れませんよね。
ここらへんは個々人で話し合いながら、うまくお互いの休暇を取っていく体勢が必要になってきます。
一年をかけて、正社員が順繰りで長期休暇を取得していく。というパターンもあります。
実際にこういう職場での労働経験がない方がこれから「働いてみよう!」となったら、ちょっと億劫な感じがしますよね。
そもそもシフト制がこういう働き方なのでしょうがないんですけどね・・・。
シフト制の正社員の現場の実態はどうなの?!
- シフト制は全員で協力するもの
- パート社員は希望通り休む
- シフト制の正社員の希望休が取りにくい現場の雰囲気
- シフト制の正社員は穴埋め要員
誰が言わずとも「シフト制」の職場にはこれらの考えが根付いています。(全部が全部そうとは限りませんが)
これらのポイントと、希望休の申請はみんなが見える一枚の紙に全員が書き込むことがおおいのです。(これもすべての職場でそうとは限りませんが・・・)
希望休といっても全員が「同じ日」に希望を入れられたら困りますからね・・・。
こういう現場でどのようなことが起こるのかと言うと・・・。
これが実態です
当然といえば当然なんですが・・・。
私の職場は人が余ってます!という所ってあるんでしょうか?どこも人員不足の中でなんとか仕事をこなしているはずですよね。
結局だれが言わずともこういう雰囲気って出来ちゃうんですよね。これが毎月続きますからね。これってホントの意味で自分が休みたいときに休める希望休になっているのか?
特に、自分ではなく子供の用事で休みたいとなれば、希望休は絶対通したいですよね。僕は子供が生まれてからひしひしとシフト制の「自由じゃない感」をより感じるようになりました。
まとめ
業種によってばらつきはあると思いますが
シフト制の正社員は希望休が取りづらいのは確かです。シフト制はみんなで同じ仕事をこなしていく働き方なのでしょうがないんですけどね・・・。
もうその職場の雰囲気がすでに「希望休が取りづらい」感じになっています。よほどいい人の集まりでなければ、そのうち人間関係がね・・・。
結果としては「希望休」が取れないわけではありません。ただ用事があるほど毎月毎月調整することになります。
やっぱり子供が小学生以上になってくると、固定休のほうがなにかと便利なのは確かですね。
仕事一辺倒の普通の会社員だった僕が どうやって家族との時間と収入を両立させたのか 興味がある方はプロフィールをご覧いただくか 無料で読めるメルマガで詳しく紹介しています。
たつのプロフィールはこちら。