男性が父親として育児を始めると、働き方を変えてもっと家族とすごしたくなりますよね
女性の場合は働き方を変えるとなると、正社員・時短・パート・専業主婦と様々な選択肢があり、それぞれにメリットやデメリットがあります。自分の家庭状況から最適な働き方について考える機会があるのです。
女性にはこんなに選択肢があるのに、男性は主に収入を得ること=フルタイムで勤務することが前提で、その中で「育休制度」を取れるだけの状態がほとんど。
結婚や出産を機に、男性が時短勤務・パート・専業主夫になる選択肢は限りなく無いに等しいのが今の世の中です。これは当たり前のことなんですが、今回はその「当たり前」に楔を打ち込み、男性ももっと家庭や育児を大事にできる働き方を提案しています。
育児のために働き方を変えるのは女性だけじゃない!
男性が家族に必要な生活費や将来のためのお金を稼ぐ。女性は生活費を補助的に稼ぎながら、家事や子供のお世話もする。
今を代表する子持ち世代の働き方が、こんな感じだと思います。
もちろん男性の稼ぎが十分であれば専業主婦として家庭のことをやっている人もいるし、時と場合によってはパートとして働くこともあります。
女性の声としては、
- バリバリ働きたい
- 働きたくない
- 働くべきなんだろうか
- 働く、働かないどっちか
と、検索結果を見てみてもかなり悩むことが多いようです。
でもこれって、男性が「収入や昇進、将来のことまで考えて仕事の量を変えられなかったり、それが普通」という前提や常識があるからではないでしょうか?
出産後の働き方を男性も考えるのが普通であれば、女性だけがあれこれ悩まなくても良い状況が生まれるハズ。
出産しても男性は仕事の内容が変わるわけではありませんから、帰宅後に子供のお世話をしたり、休日に一緒に遊んだりと家族の時間を取ることはしているでしょう。でも…
「チコちゃんに叱られる!」で放送されていましたが、
人生で子供と触れ合う時間は、父親のほうが母親より2倍以上も短いのです。
母親:約7年6ヶ月
父親:約3年4ヶ月
女性は仕事も家庭も大事にしたくて、そのバランスを悩んでいる訳ですが、男性ももっと仕事と家庭のバランスを悩んでもよくないですか?
最初から「無理だね」「むしろもっと働いて稼がないと」で本当にいいのか。女性の社会進出を推し進めたり、働き方改革で効率を上げたりすることにも繋がる大事なポイントだと思うんですよね。
平等な働き方がいい理由
男性も女性も、仕事と家庭を妥協しないで大事にする。めちゃくちゃステキな理想だと思いますよね。
でも今は女性の働き方の選択肢だけがようやく拡がってきた状況です。(男性も拡がりつつありますが…)
これがもっと平等に、
- 出産後の働き方に悩む
- 出産後に育休を取るのが普通
- 時短勤務で家庭優先にする
こんな男性が増えてもいいと思うんです。
その一番の理由が、「子育てや出産を経験した優秀な女性がより社会復帰しやすい」という状況になるからです。
出産を経験した女性っていろんな意味で強いというか、家庭状況も相まって頑張る土壌がしっかりしていますよね。(出産していない女性が劣っているという意味ではありません。)
いかに出産した人が戻って来やすい環境に変われるかで、会社の生産性・日本全体の生産性を上げることもできるんじゃないかと。
そうなると、女性が家庭にかけられる時間が減るわけですから、
家庭と仕事の両立を目指すのは女性だけではいけなくて、男性も仕事一辺倒の働き方を変えて、家庭と仕事の比率自体が男女平等である状態を目指すことで、もっと女性も復帰しやすくなるんじゃないでしょうか。
男性が育児のために働き方を変えるには?
家庭も大事にしたい!でも仕事の時間を減らしたりすることは現状不可能だ!という男性がほとんどですよね。
これは仕方がありません、働き方改革の施策も「残業を減らす」ことだけに注意が向いて、結局は今までより短い時間で同じ業務量をこなす羽目になっている企業が多いことが記事になったりしていますからね。
なので、政府が実行している働き方改革の成功を待っている暇は僕たち男性にはありません!会社の制度が整うのを待つのではなく、今自分からできる働き方改革を実行していくべきだと強く思います。
それが「個人単位の働き方改革」です。
すぐに簡単にできるかと言われれば難しいかもしれませんが、僕の中では3つのポイントがあります。
①数年ごとに仕事と家庭のバランスを変えられる
②断片的にでもキャリア形成できる仕事を選ぶ
③自分の糧になるスキルを蓄積する
そして会社での働き方は自分で変えられる所がないので、業務を効率よくこなすために自分を成長させることが不可欠です。
そのためには自己投資して、自分の可能性を拡げることも大事でしょう。僕の体験も込みでどんな自己投資をすればいいのかをこちらでまとめています。
そして会社という枠にとらわれず、自由にキャリア形成できる仕事やスキルを得られる仕事を選ぶというのも重要です。
これは日本を代表するマーケターである森岡毅さんの本「苦しかったときの話をしようか」で語られている「職能」という言葉と同じです。
会社は人生を添い遂げるものではなく、自分自身のスキル(職能)を身につけるための手段でしかない
と語っています。
そしてさらに、
スキル(職能)こそが、相対的に最も維持可能な個人財産だ。
とも言っているわけです。
会社を変えても、働き方を変えても、自分の職能を活かせるところに戻ればそこからキャリアを積み上げていくことが可能です。
会社がなくなっても、会社の都合に合わせることなく、自分の中にスキルを蓄積していくことが一番長続きすることだと言っているわけです。
この考え方って家庭と仕事を両立できると思った僕の条件とも重なっていて、本を読んだときに思わず「なるほど!」と納得してしまいました。
新しい時代の働き方は個人力をあげること
これら
- 自己投資
- 数年ごとに仕事と家庭のバランスを変えられる
- 断片的にでもキャリア形成できる
- 自分の糧になるスキルを蓄積する
4つに共通するのは、どれも「個人力」を上げていくことがこれからの時代に大事だ。ということです。
今はどんな優良企業に入社しても、10年後20年後の将来への不安は消えません。ただそれに怯えるだけでなく、今から動き出すことでそれを回避することは出来るはずです。
会社に依存しない個人でのスキルアップをどんどんやっていく。会社業務以外のジャンルの情報を取り入れてみる。勉強や好奇心を刺激することはいつまでも必要だということです。
ビジネスセミナーに行ってみたり、最近はやりのオンラインサロンに参加する、NewsPicksのYOUTUBEを見るなど、仕事以外の所で吸収出来ることがたくさんあるのも今の時代の良いところですね。
実際にこんな働き方に変わりました
女性にはいくつか働き方の選択肢がありますが、男性にはほとんどありません。もれなく僕も同じ状況だったので、出産後に男性が働き方を変えようと思ってもなかなか無理があります。
そう簡単に変えられないよね!という現実があるからです。
それでも僕の場合は、現在自分の力だけで収入を得る個人事業主になって、
- 仕事と家庭のバランスを自由に組み立てる
- スキルを蓄積しながら職能を磨く
を個人で実現できています。
こういう状態になるまでの僕の過程は、会社員でも途中から働き方を変えるヒントになるのではないかと思います。
僕は現在30代半ばですが、2018年に会社を辞めました。2人の子持ちの父親が30台半ばで会社を辞めるって、字だけ見ると相当ヤバい感じがしますが(笑)
でも真剣だったので、その過程も真剣に考えました。
まずは、生活費を確保するだけの収入がなければ父親として始まらないので、会社員時代に副業を開始します。
時系列でまとめると、
副業でブログ開始(2017/10)
ブログ収益化に自己投資(2017/11)
会社の給料以上の収益化に成功(2018/8)
その過程で身についたスキルを更に磨く
スキルの将来性と持続性に気づく
さらなる収益UPに成功(2018/11)
会社を辞める(2018/12)
さらに自己投資
個人でスキルを磨き続ける
以下ループ
見返してみると、まさに「個人力」を上げてきたからこそ実現できたのか?と思えてきたんですね。
2018年の8月にはブログで月収36万円、11月には70万円以上の収入になりました。
正直、この段階で会社を辞めるのは怖かったんですが、同時に身についていたと感じた職能には大いに将来性があり、ブログ以外のジャンルにも応用が効く時代性も感じていました。
その職能というのが「ネット上での集客力」です。
インターネット上で特定の場所にお客さんを集められる力は、インフルエンサーを例にすると分かりやすいと思いますが、ビジネスとして立派に成り立つんですよね。
そこに更に「マーケティング」の知識も習得しながら、売れる仕組みをネット上に構築するという流れで現在に至っています。
子供が生まれる前に知りたかった…と何度思ったことか。
それでも1年で人生が変わるほどの変化があったので、働き方を変えるのに時間はかかっていません。
まとめ
育児のために働き方を変えるのは男性も女性も考えていくべきで、男性に関しては収入面も維持しながら、自分でその道を切り開いていくことが必要だと思います。
これから社会的な制度が整ってきたらこの流れも劇的に変わるかもしれませんが、普段から能動的に動いて新しい情報を受け取ることはしておくに越したことはないですよね。
出産後に夫婦ともども家庭と仕事を両立するために、働き方を見直すことができたら父親が子供と過ごす時間も今よりグッと増えるはずです。
父親ももっと家族との時間を取ったっていいんです!
女性の社会進出も進み、個人の能力を上げることで全体の効率化も図れれば働き方改革も成功する企業が増える。そうすれば近い将来もっと働きやすい環境が作られているかもしれません。
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